ついに仕立てるのか!?呉服屋さんでの攻防戦

着物 着物道

長男ムゥの卒園式で着物が着たい。

できれば自分で着付けもしたい。

そんな母の奮闘記シリーズです。

一番最初はこちら↓

卒園式着物計画、暗礁に乗り上げる

うーん・・・卒園式着物・・・

無理かもしれん。

いや、というのもですね、えーとなんと言っていいのか・・・。

端的に説明すると、「着たい着物が汚い」ということなんですよね。

事の発端は、毎度お馴染み、着付け練習などなどでお世話になっている呉服屋さんでのことなんです。
そこでね、クリーニング相談会なるイベント的なものを開催するから手持ちの着物のあれこれを相談してみたらどうかしら?と案内いただきまして、うん、行ってきたんですよ。

わたしの着る予定だった着物というのが、親戚から譲っていただいたものなんですが、もう二十年もの、下手したら三十年ものかも・・・みたいなものなんですね。

で、やっぱり汚れはあるんですよ。
こういう衿元のファンデーション汚れとか。

まあかなりの年代物だし、多少汚れが薄くなればいいかな〜ぐらいの気持ちだったんですけど。

やっぱり現実はかなり厳しい。

衿の染み抜き?というのか、それが約三万円。

うーんでもまあ、それに関してはそれぐらいするよなあ・・・というのはもうわかるんです。

でもね、よく見たら、というか薄々気づいていてんですけど、この着物、そこだけじゃない。

袖口とか

袂とか

汗じみも

写真ではちょっとわかりにくいんですけど、なんか・・・うす汚くない?って感じ。

それをね、もろもろきれいにしようと思ったら、なんと十万円弱かかるんですよ。
(もちろん全部きれにしなくてもいいわけで、これはフルマックスクリーニングのお値段。一部目立つところだけクリーニングするっていう方法ありきのご提案です)

なんていうか・・・最初はわたしもあんまり気にしてなかったんです。
着物に縁が無さすぎて、憧れだけが詰まっていて、「着物」っていうだけで高価なもの!わたし(庶民)には到底手が出せないもの!っていう感覚でね。

だから、お下がりでもなんでもあるだけ素晴らしかったし、新品まっさらなんてそんな贅沢なこと言えないし、そりゃ汚れもあるよね、でもありがたいです、って思ってたんですよ。

でもなんていうか、こう、改めてちゃんと見てみたら、

なんかきったねぇ!

って、思っちゃたんですよねー。

kiko
kiko

たぶんめっちゃ着てたやつなんですよね〜

どこまでこの着物にかけるかって話じゃないですか。

たとえば母から受け継いだ大事な思い出の一枚・・・とかなら、唯一無二のものならいくらかけてでも補正したいと思うかもしれない。
でも正直、失礼ですけど、そんな思い入れもなにもない感じなんですよね。

譲っていただいた経緯としても、もうリサイクルショップとかにまとめ売り処分するつもりだけどいるならあげるよ〜(もう好きにしていいよ〜)っての。

衿の染み抜きじゃなく、衿の入れ替え工事なんて方法もご提案いただいたんですけど、応急処置なわけで、じゃああと何年後かにはまたクリーニングしないと・・・他に出てきた染みをきれいにしないと・・・となってくるのは目に見えてる。

しかも単衣。

やっぱりそこも引っかかる。

kiko
kiko

礼装で着るつもりだから〜

悩むじゃないですか。
え・・・実際、そこまでかける・・・?

するとね、なーんかね、聞こえてくるんですよ・・・。

仕立てたほうが・・・

仕立てたほうが・・・

お作りになったほうがいいんじゃないですか〜??

で・で・出た〜!!

いやまあ、でも正直、自分でもちょっと思った。
思ってしまった。

これ新しく買ったほうがトータル的にいいんじゃね?

いやいやでもさ!着物なんて仕立てたことないし!
わかんないわかんない!!

わたし「あの・・・おいくらぐらいなものなんでしょう・・・?」

「はいこちら〜!」

はい〜!わたしの右後方から反物さんの入場です!!

いやもうこれ、めっちゃ早かった。
めっちゃ素早い登場だった。

「反物こちらにご用意しております〜」て、キューピー3分クッキングばりの段取りだった。

どきどきしながら見せられた値札は・・・◯◯万円。
(肝心なとこぼかしてすみません)

あーーーーー

買えなくもない、絶妙な値段!

kiko
kiko

わたしのこと、よく知ってくれてる!

いやこれはまずい。

本当にまずい。

なにがまずいって、ちょっと「買ってもいいかも」とか思い始めている自分が一番まずい。

もうね、とにかく席から腰を上げないようにするのに必死です。

反物は巻かせねーぞぉ!(巻いたら買っちゃう)

あのですね、呉服屋さんって反物と一緒に店員さんも二〜三人増える仕組みになってるのなんなんでしょうね?

いつの間にか、目の前にクリーニング屋さん(この人が一番購入をおしてくる。なんかマージンもろとんか?)、すぐ後ろにいつもの担当さん(優しい)、それから、やり手っぽい清潔感のある若い男性社員さんと、ちゃきちゃき明るいお孫さんがいるご年齢という女性店員さんが出てくるんですよ。

わらわらと。わさわさと。

そして口々に言うんですよ。

「きれいなお色よ〜」

「お顔が上品だから似合うわよ〜」

「あら、着こなせてる!人を選ぶ色なのよ〜」

・・・悪い気はしないなあ。

ええ。

立ちましたよねわたし。

ご覧ください。
まんまと反物を巻いたわたしです。

うふっ。

かわいい。

っていやいやいやいや!

買えない買えない!!

あのちょっと話がそれるんですけど、ここの呉服屋さんって商店街の中にある店舗で、店構え的に扉が無いんです。
以前に反物を巻いてもらったときもそうだったんですけど、反物巻いたり商談の話になったりすると男性社員が店の外に出て商店街側からこっちを見るんですよね。

わざわざ靴履いて(店内はNO靴)。

わたし、走って逃げるかもとか思われてんのかな。

まあそれは置いといて。

これはね〜正直ほんとうかなり買いかけました。

また都合よくね、一緒に行っていた次男スゥが寝るんですよスヤスヤと!呉服屋で!
ゆっくりお話できちゃうじゃんね。

おーい、あんたのミルク代無くなっちゃうよ〜。

いやまあしかし、すんでのところで伝家の宝刀「主人に相談します」を絞り出して、なんとか生還した次第ですがね。

まーでも、どうするよ!?って話なんですよ。

ちょっと面白おかしく書いてしまったんですけど、わたしとしては呉服屋さんに不信感は無いんです。

よく聞く押し売りなんて無かったですし、今日は帰りたいといえば「もちろん!ゆっくり検討して納得してからね」って言ってくださいました。

たぶんほんま、クリーニング屋さんが一番がんがんにセールストークしてきた(絶対マージンもろとるな?)。

着ようと思っていた着物については、やっぱり正直もう着たい気持ちが無いです。

最初はなんでもいいと思っていたけれど、あんまりにもみすぼらしいものはわたしも恥ずかしいし、息子の卒園式に失礼だしとも思います。

それでまあ、当初の気持ちで言えば、「(着物が)あって着るチャンスがあるなら着ようかな」程度だったので、そのチャンスが失われたのなら、当初の予定通り洋装で行けばいい。

降ってわいた話なだけで、もともともそんなつもりは無かったのだから。

・・・でも。

でも。

でも!!

着物着たいよ〜〜〜〜!!

どうする!?わたし!!

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コメント

  1. コタニ より:

    私もお下がりから着物を始めたので、ものすごくお気持ちわかります。子どもの行事に着たい、お下がりは諦めて最初の一枚目に色無地を仕立てるのが良いんじゃないか、全く同じですw
    お仕立てを迷っている色無地が運命の一枚じゃないのなら、リサイクル着物はいかがですか?袷の色無地なら未着用のものも一万円以内でオンライン購入できますよ。
    実はこのコメントを書くきっかけは、「呉服のきくや」さんのXの投稿なんです。リサイクル着物は販売店ごとに得意分野が違うので、何店舗か見てみてください。
    リサイクル着物のサイトをじっくり見るとお手持ちの着物のお直しにどれくらいお金をかけるのが適当かもなんとなくわかってきますし、何より楽しいのでおすすめです。

    • kiko kiko より:

      コタニ様
      コメントありがとうございます。
      ブログに慣れておらず、確認とお返事遅くなり申し訳ございません。
      同じ経過を辿られたのですね。心強いです・・・今いろいろと迷走しておりますw
      まさにリサイクル着物も検討中で、店舗だけでなくメルカリなども見ているのですが、目的を忘れて楽しんでしまっています。
      着物は沼というか、奥が深いですね。いろいろなところを見てみようと思います!