先日、フリマサイト(メルカリ)で帯を買ったんです。着物の帯。
なんかねー、卒園式コーディネートを検討するにあたりひたすら袋帯を見ていたら、出会っちゃったんですよね〜〜〜(正確には人から教えてもらったものですが)。
見つけた瞬間、
え、ちょっと・・・これ買っちゃう?
卒園式コーデ用ではないけど、お楽しみ用に・・・買っちゃう?
と、ついにメルカリ購入に手を出したんですよ。
なので今回はその帯について、あれこれ書いていきまーす!
ぎんぎらぎんにさり気なくない
びびびっ!とほぼ一目惚れだったその帯。
まずはメルカリ掲載写真をご覧くださいな。

どこにそんなにびびびっと来たのかと言うと、なんていうか・・・オリエンタルな感じ?
突然ですけど、わたしスペインという国が大好きで、あの東洋と西洋が融合している文化やデザインがめちゃくちゃ好きなんですよ。
スペインのアルハンブラ宮殿とか見てもらうとわかりやすいかもしれない。
イスラム建築様式のネコ宮殿なんです(ネコがめっちゃいる)。

これはアルハンブラ宮殿内の「リンダラハの中庭」という場所の写真です。
イメージだけ掴んでもらえれば。
とにかくね、この帯を見たとき「東洋の風を感じる・・・!」とか思っちゃってわりと即決購入したんですよ。

ムスクの香りみたいな?
で、届いたのがこちら。

なんかキミ・・・
思ったより・・・
ギラギラしてんね?
でもね、それよりも気になったのがね
軽いんですよこのコ!!
めっちゃ軽いの!受け取った瞬間?あれ?これ本当に袋帯入ってる?ハギレなんじゃない?ってなるぐらい。
そんでめっちゃふにゃふにゃなの。

え、なにアンタ。こんなの見たことないんだけど・・・。
これってあれじゃない?いわゆる「未仕立て」状態なんじゃない?ともうね、パニックですよ。
だってそんな、未仕立てのものなんて手元にあっても自分で仕立てられるわけもなく・・・ていうか「未仕立て」の存在はつい最近知ったばかりだったので絶対そんなもん買わないように気をつけていた矢先の事態です。
ネットで片っ端から「未仕立て 買っちゃった」「未仕立て帯 どうする」とか検索しまくって「未仕立て帯を自分で仕立てました」とかいう記事を読み漁ってみても、もうそれって明らかにプロの所業ですよね?みたいな内容しか出てこなくて。
ていうか未仕立てならそう書いといてくれよ〜!不親切だよ〜!!と出品者にやや腹を立てながらも、フリマサイトでのお買い物の難しさで途方に暮れ、失敗した自分を呪うしかなかったんですけどね。
ここでふと気になる文言が・・・。
メルカリでのこの帯の紹介文に「つづれ帯」って書いてあったんです。
つづれ帯?はて?
なにそれ袋帯と違うの??と、購入してから商品の内容が気になるという、ちょっとあるまじき状態なんですけど、とにかくなんじゃそりゃ??と思い、右往左往しながら自分なりに調べてみました。
つづれ帯って・・・なに?
わたしにはまったく聞き馴染みのないワード【つづれ】。
最近読み始めた本によると、以下のようなことが書かれていました。
(参考書籍:「ひと目でわかる!帯の基礎知識」全日本きもの振興会推薦)
★綴織とは・・・
緯糸で文様を表現する織物技法のこと。
模様を織り出す方法としてはもっとも古いもので、世界各地にその技法は見られる。
【世界の綴織】
①コプト織(エジプト)
②木綿の綴織(南米アンデス)
③剋糸(中国)
また、ヨーロッパでは王侯貴族用のタペストリーとしてゴブラン織がある。
あ、え、そんな織物の基礎の基礎みたいな感じなんだ?
つづれ帯っていうのは、綴織で作られた帯ってことか。
緯糸で経糸を包み込むように織るので、完成品の帯には経糸はまったく見えません。
ふーん?
どれどれ、見てみようじゃないか。

うーーーーーん??
なんかよくわかんない。緯糸ばっかりと言われればそんな気もするし。
でもなんだろ、ちょっと規則的すぎない?
これ、ほんまに綴織の帯ですか??
はつり孔ってどんな孔?
でね、さらにいろいろ検索していたら、どうやら綴織にもいろんな織り方の種類があるんだと。
・爪掻本綴
・紋つづれ
・機械織り
こういうのがあるんですかね?
他にもいろいろありそうだけど、いやもう、奥深すぎてちょっと。
そんでみんな、孔がある孔があるって言うんですよ。
綴織には孔がある、と。
通常、織物は経糸と緯糸で織られ、模様を入れる場合はさらに別の経糸ないし緯糸が加わりますが、綴織は地の経糸と緯糸(絵緯糸)だけで模様を織ります。ー中略ー このため、模様の境目に隙間ができ、これを「把釣孔」といいます。
はつり孔というらしんですけど、これもじゃあちょっと見てみましょう。

・・・ANA??ウェーアーイズANA?
そんなもの無さそうですけど・・・。
いやでも、そもそも本物の「これが綴織ですよ」っていうものを見たことが無いので、どれが正解なのかわからない・・・。

知らないものは探せない!
そんなモヤモヤとした日々を過ごしていたんですけどね、なんかね、家でちょっと発見したんですよ。
手持ちの着物・帯の整理中に発見したんですよ。
こちらの帯。


これちょっと・・・孔空いてない?
天井に向けて光を当ててみたらわかりやすかったです。

うーん??
ジグザグ模様や模様としての孔もあるけど、模様と模様の境目も孔になっているような?
これじゃない?これが綴織なんじゃない??
これが「はつり孔」なんじゃない!?
えー、でも・・・どうなんだろう。
なんかね、爪掻本綴だったら帯用証紙みたいなものがついてくるらしいんですけど、こちらの帯にそんなものは一切無かったんですよね。
こういうの。

こっちはこっちでわたしの早とちりっぽいなー。
あとなんか、ネットで出てくるきっと本物であろう「綴れ帯」とはちょっとデザインも、なーんか違う。
もっとシンプルな感じなんだよね。
なにもかも確証が持てない・・・!!
未仕立てじゃなくて、帯芯なし仕立てってこと?
ていうかね。
よくよくいろんな人の情報を見てみたら、どうやら【機械織り】にははつり孔が無いらしんですよね。
【爪掻本綴】はそれこそ職人技というか、かなり手間もかかるものでさらに職人さんも少なくなっていて、帯も高級品となっているけど、【機械織り】は比較的安価で手にはいるとか。
あ、もしかしてキミってそれ?機械織りってこと?
安かったし。
てかあれだよね。
キミ、ちょーーーっと、銀糸が安・・・っっっぽい・・・んだよね。
高級品顔では・・・ないね?
さらにさらに、どうやら綴れ帯というのは「帯芯無し」の仕立てになることが多いんだとか。
織りがしっかりしているので帯芯がなくても大丈夫、という情報を見まして。
え!!
もしかしてそういうこと!!?
キミ、未仕立てなんじゃなくて、綴れ帯だから帯芯無しの状態で完成されてるってこと??
あーーーーなるほどなるほど!
そういうことね!
よく見たらちゃんと仕立てられている(刻印みたいなのは無いな)。

つまりキミは、なんちゃって綴れ帯だけど、ふにゃっふにゃしてるけど、くさっても綴れ帯だから帯芯無しにされてるってことね?
あっぶねーーーー!!
わたしの無知から、出品者に「悪い評価」つけるとこだったーーー!!(ちゃんと「良い評価」にしてます)
もうそういうことでいいか。
コーディネートを考えよう
ということでね、一旦この帯は「なんちゃって綴れ帯(帯芯無し)」ということで結論付けまして。
いいんですよ、べつに。
綴れ帯だと思って買ったわけじゃないんで、安物でもなんでもいいんです。
ただね、最初にも言ったようにこのコ、ちょっと・・・ぎんぎらぎんが過ぎない?
こんなの、いつ締めたらいいんだろう?
天皇陛下とお茶するときとか?
チャッピーにも聞いてみたんですけどね。この帯の印象。
「とても格調高く、華やかな印象。荘厳。重厚。クラシックで格式ある文様」と言われました。
東洋の風はどこ行った?
まあそんなん言うてても仕方ないので、とりあえず締めてみましょう。

お。締めてみたら案外かわいいかも?
ただねー。
やっぱりこの「帯芯無し」。めっちゃ締めにくいですね!
すぐずれるし、ちょっと動いたら乱れてくる。
お太鼓ぐっちゃぐちゃ。
以前、二重太鼓を習ったときさんざん帯がかたいことについて不満をたれたんですけど、謝ります。
(そのときの記事はこちら⇒袋帯の二重太鼓・・・それは神の領域)
帯は柔らかいと締めにくい。
まあとにかく、家にある着物の可能性を考えてみます。


うーん。無くはない?
でもわたし、本当は深ーい青色の着物と合わせたかったんですよ。
エキゾチックな感じで?
こんな感じ?


いやもっとこう・・・深みのある・・ツヤのある素材の・・・青がいい・・・。
とかなんとか考えながらね、思ったんですよ。
わたし、なんで袋帯を買ったんだろうって。
え、だって、よく考えたら袋帯ってつける機会・・・無くない?
今は卒園式を控えて袋帯をひたすら考えている日々なんですけど、それが終わったら普段着物を楽しみたいなって思ってるんですよね。
袋帯、締める機会無くない?
いやべつに、締めたらいいと思うんですよべつにね。
でも袋帯を求められる場面じゃなければ、圧倒的に名古屋のほうが扱いやすいわけで、あえて袋帯を締める意味って無いじゃない。

え・・・なんで袋帯買った?
名古屋でいいじゃんかよ〜自分〜〜。
まあでもね、着物とか帯って、事前に準備しとくもんらしいじゃないですか。
予定が決まってから仕立てるんじゃなくて、いつか来る予定のために買っておく・・・みたいな。
そういうのが美徳なんですよね?
わかりました。
この帯は、来たるべき天皇陛下にランチに誘われたときのために、とっとくことにします。
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